とんとんして幼い頃、私の好きなことは、母に「とんとん」されながら眠ること。 「「とんとん」して。」 そういうと、母は私の背中をとんとんとしながら 歌を歌ってくれました。 その歌と、とんとんのリズムが妙にずれてたりしてて 「お母さんって器用だなあ」などと考えながら 眠りに落ちていくのが何とも気持ちいいのです。 ところが、母も疲れてるときは、とんとんしながら 私より先に眠っちゃいます。すると、とんとんの手が 止まっちゃうので、夢うつつの私は、はっと現実に 戻されてしまう。 そんなとき、私は、「む」と肩を揺すって 「手、止まってるやんか」とばかりに母を起こし とんとんの催促をするのです。 なんと横着な子。 花ちゃんを寝かしつける時に、私も母にされたように 子守歌を歌いながら、背中やおしりを優しくとんとん とします。 すると、自分の幼い時の記憶がよみがえってきて、 幸せな気分になっちゃうのです。 ジャンル別一覧
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